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【珍味コラム29】春はもうすぐ!いかなごくぎ煮

2021年02月24日
大正十四年創業の創作珍味専門店「かね徳」です。
珍味屋が知る、珍味情報をご紹介します。
 

●●● 兵庫県の郷土料理 いかなごくぎ煮 ●●●


春を告げる魚、いかなご。
そのいかなごを佃煮にした兵庫県の郷土料理がいかなごくぎ煮。
今回は、「いかなごくぎ煮」の由来と近年の漁期についてご紹介します。

 

いかなごくぎ煮とは

いかなごくぎ煮とは、兵庫県瀬戸内海沿岸部の郷土料理です。
生のいかなご(新子)を醤油・砂糖(ざらめ)・生姜で煮詰めたもので、
できあがりが折れた釘のように見えるため「くぎ煮」と呼ばれています。
いかなごが折れ曲がるのは、新鮮ないかなごの身が瞬間的に引き締まった証拠で、
素材の鮮度が良いほど、腹が割れたり、頭が欠けたりすることもなく、きれいな曲線に仕上がります。
各家庭で作られていたため、家庭ごとに味が変わるのも郷土料理らしい特徴ですね。

いかなごの呼び方は地方によって異なるようです。
くぎ煮を炊く兵庫県神戸市垂水区や明石近辺では、
いかなごの稚魚を新子(シンコ)、成魚を古背(フルセ)と言います。
他にも関東では小女子(コウナゴ)、宮城県では女郎人(メロウド)、九州地方ではカナギなどの呼び方があります。
「いかなご」で聞き馴染みがなくても、他の呼び名で馴染みがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

いかなご不漁の原因は海がきれいになりすぎたから?

兵庫県はいかなご漁獲高全国1位を誇りましたが、ここ数年は不漁が続いています。
昨年、播磨灘(兵庫県)は2020年2月29日に漁が解禁されましたが、全く獲れない漁港もあり、3月6日に漁が打ち切られました。
近隣の大阪湾でも同様に2月29日に漁が解禁されたものの、3月3日に休漁。
3年前までおよそ1カ月の漁期が設けられていたのに対して、近年では1週間も満たない漁期となりました。

では、なぜ近年不漁となったのでしょうか?
理由はいくつかありますが、「海がきれいになりすぎた」からではないかと言われています。

高度経済成長期に瀬戸内海は、窒素やリンといった栄養塩(生物が生活をするために必要な塩類のこと)が過剰になり、赤潮が頻発しました。
このため兵庫県では独自に条例を制定し、河川の水質は向上。
海もきれいになりました。
しかし、瀬戸内海はもともと栄養塩が豊富な海域であったのに、
厳しい規制によって今度は海中の栄養塩が不足し、水産資源の減少や品質の低下につながっているのではないかと言われています。
自然を相手にするのはとても難しいですね。


不漁とはいっても、いかなごくぎ煮は兵庫県の郷土料理として今もなお、愛され続けています。
今年もいかなご漁の解禁日が近付いてきました。
新物のいかなごくぎ煮が食べられるまであと少し。
春はもうすぐそこです!

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「生炊き」製法、かね徳こだわりのいかなごくぎ煮

新鮮さが味の決め手、甘辛い醤油味。
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いかなごくぎ煮 110g
淡路島近海の新鮮ないかなごを、生のまま鍋に入れ丁寧に炊き上げました。
柔らかくも旨味を味わえる食感。アツアツ白ご飯に合う懐かしい素朴な味。
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いかなごくぎ煮 山椒味 110g 
砂糖と煮詰めた甘辛の香ばしい醤油味をベースに、山椒を加えたいかなごくぎ煮。
口に入れた瞬間に、山椒の爽やかな味が口いっぱいに広がります。
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株式会社かね徳